シミ、そばかすの原因は、皮膚に沈着するメラニン色素です。
シミと一括りにしても、加齢や紫外線で発生する「老人性色素斑」、ニキビや摩擦など傷跡である「炎症後色素沈着」、ホルモンバランンスの乱れがある30~40代の女性の顔に左右対称に発生する「肝斑」などがあり、ほとんどの方でそれらが混在していることが多いです。
くすみは皮膚の新陳代謝が低下し、角質という皮膚の表面が分厚くなっていることによってもおこります。
そばかすは多くの場合遺伝的要因があり、通常のシミより小さい斑点が鼻の周りや頬に出やすいという特徴があります。そしてシミと大きく違う点は、加齢とともに薄くなることです。
このように、シミ、くすみ、そばかすには、それぞれの特性があるので、それに見合った対策をすることが大切です。
シミとそばかすに関しては、まずメラニン色素を増やす原因となる紫外線に当たらないことが重要です。外に出るときは、日傘や帽子、日焼け止めクリームなどで万全なUV対策を行いましょう。また日焼け止めクリームは何度も塗り直す必要が有ります。
したがってお肌に負担の少ない日焼け止めを使うことが大切です。
くすみは、角質の新陳代謝の低下から起こります。お肌の角質は、本来は28日周期で新しいものができ、古い角質ははがれ落ちていきますが、加齢などが原因で、古い角質がはがれ落ちずに分厚い層になってしまいます。
くすみの予防は、適切なスキンケアで余分な角質を取りのぞき、28日周期に近づけてあげることが重要です。